La Goutte D’or

La Goutte D’or

Pâtisserie La Goutte d’Or
183 rue Marcadet 75018 Paris
https://www.instagram.com/yann_menguy/?hl=ja
https://www.facebook.com/patisserielagouttedor/

モンマルトルのサクレクール寺院の裏手にあるパティスリー « La Goutte d’Or »(ラ・グット・ドール)。「金の雫」を意味するこのお店を経営するのは新進気鋭のパティシエ、ヤン・マンギー(Yann Menguy)。フランスのテレビ番組、若手パティシエのコンクール « Qui sera le prochain grand pâtissier ? » (次の偉大なパティシエは誰?)に出演している彼を見て以来、ずっとフォローしていました。番組では準優勝でしたが、審査員たちがべた褒めしていました。この時に審査員を務めていたフィリップ・ウラカ、ピエール・マルコリーニ、クリストフ・ミシャラク、クリストフ・アダンの4名曰く、「ヤン・マンギーのケーキは、繊細で洗練された独自のスタイルが表現されている。20代でここまで確立できているのはすごい」とのこと。で、どんなものなのか一度食べてみたいと思っていたのでした。

「ラ・グット・ドール」は、コーランクール界隈を少し外れた住宅街にぽつりとあります。白を基調とした小さめのお店です。席数は少ないものの、イートインスペースもあります。ショーケースも小さくて、ケーキの種類がそれほど多くないので逆に選びやすい。店員のお姉さんたちも感じが良くて、「TV番組を見てファンで来たのだけどヤンはいる?」と、一応聞いてみたけれど、この日はいないとのこと。今回は、滞在でお世話になっている友人家族のためにケーキ4個をテイクアウト。

 

(手前から時計回りに)バニラのタルト、パリブレスト、レモンタルト、リュバーブのチーズケーキ。

クラシックなケーキなのですが、どのケーキも甘すぎず軽い口当たり。素材が繊細に重なり合っている味わいを感じました。パリブレストは重いはずなのにライトな仕上がり。友人家族みんなの意見が一致したのは、リュバーブのチーズケーキ。酸味とチーズケーキのハーモニーが素晴らしい。今まで食べたことのないケーキでした。

今回の約10日間のパリ滞在で一番美味しかったものは?と聞かれたら「« La Goutte d’Or » のケーキ!」と答えたくなるほど、美味しかったです。次回パリに行くことがあれば、また行きます。