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夏の午後の暖かい微風と結晶池の水面の温度差が十分にある時、水面に結晶となってできるのがフルール・ド・セルです。
6月下旬から7月上旬、暑さで「結晶池」の水は温度が上がって蒸発が進みます。
午後3時を過ぎると東から西へと吹く風が立ち、フルール・ド・セル(塩の結晶)が形成していきます。
![](http://cdn.shopify.com/s/files/1/0110/1686/3803/files/PHOTOS-DE-RECOLTE-0143_005modifie_medium.jpg?v=1540705798)
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ゆっくりと形成される結晶は、ほとんど動きません。
池の縁の辺りには白くなったところがあります。
これがフルール・ド・セルです。
池の縁の辺りには白くなったところがあります。
これがフルール・ド・セルです。
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この時に収穫を始め、夜10時までに終わらせなければなりません。
夜の湿気でフルール・ド・セルは結晶池の底に沈んでしまうためです。
沈んだ塩は、グロ・セル(大粒塩)として収穫します。
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ルース(棒に平たい板がついている道具)を使い、フルール・ド・セルをすくっています。
この収穫作業が非常に難しく、熟練の腕を必要とします。
結晶池の水底は、わずか1〜2センチしかありません。
底に触れてしまうと、それまでにすくった塩をすべて捨てなければなりません。
真っ白なフルール・ド・セルのみを選り分けるために、この採取が最も重要になります。
このルースの棒の長さは3メートル。
先端の平たい部分には2キロのフルール・ド・セルの重みが加わります。
扱いの難しさは想像に難くないかと思います。
先端の平たい部分には2キロのフルール・ド・セルの重みが加わります。
扱いの難しさは想像に難くないかと思います。
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ルースが一杯になると、プラスチックの一輪車に集めます。
朝方まで水を切って、作業場へと持っていきます。
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![](http://cdn.shopify.com/s/files/1/0110/1686/3803/files/img-0131-1_large.jpg?v=1540541276)
完全に水を切るのに1年間かけます。
その後、手作業で不純物がなくなるまで 2.5ミリ以下の大きさのみのフルール・ド・セルを選別します。
まさに塩職人の技術の結晶です。
Crédit photo, Lionel Charteau
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