Café du coin(カフェ・デュ・コワン)
9 rue Camille Desmoulins 75011 Paris
https://www.instagram.com/cafe_du_coin/
Instagramで偶然見つけたペール・ラシェーズ界隈にあるお店。パリ観光では、墓地を目的としない限り、ほとんど近づかないと思われる地区にあります。ここに10年近く住んだ私にとって、すべての風景に生活の足跡が感じられる、懐かしくて特別な場所です。ここに来た理由はそんな思い出とはまったく関係なく、この近辺でたまたま用事があったためで、ランチはここに。
店内は地元のお客さんでほぼ満席でした。前菜にはゆで卵のマヨネーズ添え「ウフ・マヨ」(3.5 euros)とミニピザ「ピゼット」(6 euros)を共に行動していた人とシェア。
ウフ・マヨのマヨネーズはフランスのカフェらしく自家製で、なんと、からすみ入り。ベビーリーフの香りが心地よく、ヘーゼルナッツが添えられて良いアクセントになっていました。ピゼットは、チーズとブラックペッパーというシンプルさ。生地がもちもちでした。
メインはBol de riz、直訳すると「ライスボウル」(13 euros)。一体どんな料理かと想像して待っていると、フレンチ版「海鮮丼」でした。マリネした生のカツオがビネガーやスパイスやハーブで仕上げたライスの上に。パクチーやレタス、生のズッキーニも添えられて、なんともフレッシュで斬新なアプローチを感じる一品でした。
街の食堂だけど、クラシックからはほど遠い料理を提供していました。街も変われば食も変わる。今のパリを映しているカフェレストランでした。
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