パリのタクシー

皆さんは海外旅行でUberを使いますか?私は今回のパリ滞在で、Uberを使おうと思っていたのですが、パリ空港から市内に入るのにタクシーを使った際に、同じような機能があると知って、滞在中はすっかりタクシーにお世話になりました。パリ市内にはタクシーはたくさん走っているのですが、時間帯によってはなかなか空車のタクシーがつかまりにくいので、とても便利でした。利用したタクシー会社は、Taxi G7(タクシー・ジェーセット)。英語版もあります。

https://www.g7.fr/en/

Taxi G7のアプリを使えば、Uberとほぼ同様のサービスが使えます。アプリで現在地を表示させ(GPSが自動的に取得しますが、自分で住所を入れることもできます)、車の種類を選んだら、配車の依頼をします(配車料4ユーロかかります)。行き先を配車申請の際に入力しておけば、運転手に事前に通知されるので、目的地を間違えられることもありません。使用前の設定でクレジットカード情報が必須ではないので、運転手に直接現金での支払もできるので、何となく安心ですね。Uberは需要と供給のバランスで料金が変わりますが、タクシーの料金は一定なのも良いです。ただ、現地で使用可能な電話番号を入力しないといけないので、事前に用意する必要があります。

さて、パリ空港から市内にこのタクシーG7で行きましたが、料金は50ユーロでした。 2016年から、パリ空港〜パリ市内間のタクシー料金は定額になったとのこと。以前は、悪質な運転手が「渋滞で時間がかかったから」、「人数が多いから」などと言って高額な料金を請求する話をよく聞きました。なかには200ユーロ請求されて払ってしまった方も…。そんな運転手による不正請求の心配がなくなったのは朗報です。数年前にタクシーの労働組合が、安心で充実したサービスを提供するUberなどの配車サービス会社に対して猛烈(しかもかなり暴力的…)に抗議をしていましたが、パリのタクシーも変われるものなのですね。政府がフランスのイメージアップのために措置を取ったようなことをテレビでも見た気がしますが。

ちなみに、パリ空港から市内の右岸へは50ユーロ、左岸へは55ユーロとのこと。以前はスーツケースがあると、トランク代がかかっていましたが、今はそれもなくなり、なんだかとてもシンプルで快適になりました。そんな感じでスムーズに旅をスタートすることができました。

そして旅の最後。空港へ向かうために配車依頼したタクシーの運転手が、なんと女性でした。パリのタクシーといえば、アフリカ系、アラブ系、アジア系、白人の若いお兄さん、みんな男性のイメージ。スピード狂の運転手で怖い思いをしたこともあるし、お釣りを投げ捨てられて心を傷つけられたこともあるパリジャンタクシー。初めて見た女性のタクシー運転手!思わず、彼女に驚きを伝えてしまいました。可愛らしいワンピースを着た黒人の女性で、とても優しくて、小さなペットボトルのミネラルウォーターも準備してくれているという、女性らしいお心遣い。

どうやら、そんなにたくさんはいないけれど、パリ市内を走るタクシーには女性の運転手も何人かいるそうです。彼女は出産を終えて、新しい仕事を探そうとした時に、もともと車の運転が好きだったからタクシーの運転手になったそうです。「私の第二の人生なの」と、たくましく生きる彼女のようなチャーミングなパリジェンヌは、フランスを象徴していたように思いました。そんな旅の締めくくりでした。

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